アンディ・ウィアーのプロジェクト・ヘイル・メアリーを読んだ感想です(^^)
SF小説を読んだのは数年ぶりだったのですがこのこの本は間違いなく2023年に出会えて良かった本!
海外作品はなんだか難しそうと思って、嫌煙される方もいるかもしれませんがこの作品は本が好きな方にぜひ読んで頂きたいので感想を共有していきます!
あらすじ
病室のような部屋で目を覚ました主人公は、記憶を喪失していた。
自分の名前すら思い出せない主人公は、実験によってここが宇宙船の中であることに気づく。
また徐々に取り戻される記憶から、地球が滅亡の危機に瀕していることと、自身が地球を救うためにここにいることにも気づき、一人地球の危機に立ち向かう。
評価 5.0/5.0
この本はSF映画「オデッセイ」の原作者であるアンディ・ウィアーによる3作目の長編小説
SFは映画で見たほうがおもしろいと思って、普段はSF小説を読まない私ですが
好きな作家の乙一さんがこの作品がおもしろいとおっしゃっていたので読んでみたら・・・
もうね、めちゃめちゃおもしろかった!!!
この作品は宇宙ものの作品の面白さ、醍醐味が全て詰まった超大作です!
ただ、記憶喪失ものということもあってなるべく、前情報をいれずに読むのがおすすめなんですよ
なので、この作品が今までに受賞した数々の賞をご覧下さい
・SFの大賞 第53回 星雲賞 海外長編部門 受賞
・ビルゲイツが選ぶ2021年に読むべき課題図書5選
・SF専門書店のベストセラーで発売から5カ月連続一位(ローカス集計)
・ロサンゼルス・タイムズの週間ベストセラーで3カ月連続最高2位
・ニューヨーク・タイムズ・ブックレビューとパブリッシャーズ・ウィークリイでも最高3位にランクイン
・Amazonカスタマーレビュー4.8
ねっ?すごいでしょ?刊行された当初から世界各地でベストセラーになり、日本でも海外小説部門でSFの大賞 星雲賞を受賞しています
これだけ読者から愛され、おもしろいと評価されているSF小説はなかなか無いです
ここまででちょっと興味出てきた!という方はこれ以上の情報を入れずに壮大な宇宙体験をたのしんでください(^^)
興味はでたけど、さすがにこれだけの情報じゃ読む気にはならないというそこのあなたのために
今から少しだけあらすじを紹介しますね
(↓ここから少しネタバレあり)
あらすじ(ネタバレあり)
まず主人公は目覚めると、自分が数々のパイプにつながれた状態でねかされていることに気づきます
そしてなぜ自分がここにいるのか、なぜ自分は病人のように大量の管につながれながらベッドに寝かされているのか、自分は何者なのかなにひとつ覚えていません
同じ部屋には起きる気配のない自分と同じように寝かされている男女がふたりと
壁から伸びるロボットアーム
主人公はロボットアームの質問に応えるうちに少しずつ記憶を取り戻していきます
そこで判明したのは
・自分が科学教師であること
・現在、宇宙ではアストロファージと呼ばれる地球外生命体が太陽の光を食べることで地球が急速に冷やされ、滅亡の危機に陥っていること
・どうやら自分は地球を救う手がかりを見つけるために宇宙へ飛び出すヒーローに選ばれ、まさに今宇宙にいること
しかし、地球を飛び立つときに意図的に昏睡状態に陥った副作用で
なにも記憶が残っていないので何をすればいいのか分からない!
さて彼は地球を救えるのか?!生き延びて地球に戻ることが出来るのか!?
という内容です
この物語の中でとてもおもしろいのがアストロファージという太陽光を食べる謎の生命体
1匹の大きさは10ミクロンとすごくすご~く小さいけれど、集まると地球を滅亡させてしまうほど強大なエネルギー吸収生命体です
このアストロファージとどう向き合い、様々な課題を解決していくかがとてもおもしろい
そしてまだ出てきていない色々な面白要素がたくさんあって
言いたいけどこれは本当に言ったら物語を読んでいるときの感動と興奮が薄れてしまうと思うので
主人公と一緒に体験してみてください(^^)
まだ2023年始まったばかりですが今年読んで良かった本に早速ランクインした作品です!
現在、ライアン・ゴズリング主演で映画化が進行しているそうで、そちらもとても楽しみです!
宇宙のロマンとスリルがあますことなく楽しめる作品ですのでぜひ読んでみてください(^^)
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